セキュリティコンサルタントとはその名前の通りセキュリティに関するコンサルティング業務を担当する仕事です。
ビジネスにおいて情報が重要な資産・財産となっている現代社会において、その情報を守るための環境づくりを専門的な視点からアドバイス・コンサルティングを行います。

毎年多くの企業で情報漏洩や流出の問題が起こっています。
さらにはサイバーテロの被害を受けるケースも増えています。
現代社会はこれまでになく情報を巡るセキュリティが重視されている時代と言えるでしょう。

しかし企業の規模や業種、扱っている情報・データによって適切なセキュリティ環境は異なってきます。
ウイルスによる情報の流出を防ぐためのセキュリティと、悪意を持ったハッカーから情報を守るためのセキュリティでは当然内容に大きな違いが出てくるでしょう。
クライアントの状況を踏まえた上で適切なセキュリテイ環境をアドバイスする、これがセキュリティコンサルタントの重要な役割なのです。

こうした状況からも今後セキュリティコンサルタントの需要が高まることが容易に想像できるはずです。
今後ほとんどすべての業種でIT化が進んでいくのは確実ですから、セキュリテイ環境の構築がますます重要になり、適切なセキュリティ環境を提供できるサービスの需要が増していきます。
その意味でIT業界で働く人にとって将来性が見込める仕事のひとつに挙げることができるでしょう。

ただし、クライアントごとに適切なセキュリティ環境を構築するためには最新の知識・スキルや国内のみならず世界のネット環境の現状に関する知識などが必要になります。
専門的な知識と広い視野の両方が求められる仕事ということもできそうです。